命のバトン

日にち変わって昨日3/19(火)は会社の上司家族の通夜でした。
着属の上司(課長)であるマネージャは会社初の女性管理職。
真面目な姿勢からか、取引先のお客様からは「付き合いが悪い」と嫌われる事もあったり、
また社内でも社員は男性ばかりの職場のためか、なめられない様に普段から命令も厳しい人で、

自分も現在研修や日々の業務でも散々叩かれている状態で、
叱られる事はあれど誉められる事はほぼ皆無でした。


正直お客様出向を最近までしていた自分はそこまで上司と信頼関係や繋がりが無い状態で、、、。


そんな折、月曜に上司のご母堂様の訃報が家内に流れ、「お前は通夜参列するか?」と課内で聞かれました。


咄嗟に僕は「行きます」と答えました。
/

今思えば結構無理やり答えました。
会社では嫌いな部類に入っている人でした。


でも、会社社員である前に一個人として考えた時に、
「通夜だけでも参列しよう」と思いました。


一度答えると、もう後戻りはできませんね(笑)


社内でも参列するのはマネージャー、部長クラスばかりで、主任で参列するのは自分だけでした。


月曜はそんな迷いの気持ちと、通夜参列により割かれる研修時間:6月まで続く
追われている研修のプレッシャーで頭の中がぐちゃぐちゃ、、、。


その夜は緊張のせいか眠りが浅く、夢見も悪かった。



日にち変わり火曜日。
仕事を早めに切り上げ15:30に会社の車で部長、担当マネージャーと移動。


無事通夜を済まし、22:00に帰宅しました。



感じた事は、



「1を行い10を得る」でした。



受付を手伝う事になり、直接お会いした事ない方の通夜でしたが、


そこには人との繋がりが確かにありました。



上司からは「ありがとう」と一言。泣きはらした顔でした。
普段見せない顔にちょっとびっくり。でもそりゃそうですよね。


喪主はお姉さん。亡くなったお母様は早くから女手一つで娘3人を逞しく育て上げたそうです。


やりかけの編み物が、道半ばで亡くなった69歳はその方には短かかったと感じさせました。



参列者の1/4は会社の人間でした。


蓋を開ければ新人の営業マンも参列、昨年退社した後輩から香典も届いていました。


ご本人と直接関わり合いが無くても色んな形で人は深く繋がると実感。


何よりこれだけ参列する心意気が、仕事から外れても人と人が繋がっていると分かった事。


上司の人望に加え、繋がれる会社の人の暖かさを嬉しく思いました。


そしてきっと逞しい母親を見て、強く逞しく育ち、上司も今の地位を築いたんだろうと思いました。




誰もが必ず経験する別れ。



そして自分にもいつか必ず来る。



いつも思いますが、きっと心の準備なんて出来ないと思います。



幸い、今両親に直接「ありがとう」と伝えられます。



これからも伝えられる内に後悔の無い様、たくさんありがとう伝えて行こうと思います(^^)



そしていつか自分にもバトンを渡す日が来る。



そうやって命を繋いで行こう、と身近に感じれる日でした。


                                                                                                                                          • -

怖かったパパが 実は優しかった事

面白いママが 実は泣く時もある事


おばあちゃんが 君の顔を 忘れたりする事

ひげじい あれは犬だって 伝え様がない事


いつか全部わかる ずっと先の事

疑いたいのも分かる 君だからわかる


メソメソ すんなって


君の願いはちゃんと叶うよ 怖くても よく見て欲しい

これから失くす宝物が くれたものが今 宝物 


みんなのうたより
魔法の料理 /BUMP OF CHICKEN
http://www.dailymotion.com/video/xcsyon_yyyyy-yyyyy_music


                                                                                                                                                                • -

故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。